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世界中の本好きのために

中山マコト

Profile

これまで25年にわたって、マーケティング、広告制作、コピーライティング、商品のネーミング考案、販売促進、集客を手掛ける。「自分以外の人のコトバ・発想から、売れるための材料を手に入れ、それを企画・コピーに落とし込んでいく」ノウハウを“キキダス・マーケティング”と名付け、2001年、「キキダス・マーケティング」を設立し、同時にフリーランスとなる。現在は“プロフェッショナルフリーランス”として活動。コピーライティング手法や文章術と合わせ、「売らない営業術」「失敗しない独立起業術」「人脈論」など、独自視点で多くの成功企業、成功店、成功者を生み出すサポートを続けており、主宰する「フリーランスの学校」の生徒は500人を誇る。主な著書に『「バカ売れ」キャッチコピーが面白いほど書ける本』『フリーで働くあなたを成功に導く101のルール』(以上、中経出版)、『フリーで働く! と決めたら読む本』『フリーで働く前に! 読む本』(以上、日本経済新聞出版社)、『40歳からの「捨てる!」人脈術』(学習研究社)など。

Book Information

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アナロジックなことが好き


――電子書籍でも『バカバカ売れる!キャッチコピーの技45』を出されていますが、ご自著を電子書籍などで読まれることに対して、何か特別な思いはありますか?


中山マコト氏: 僕はめくったり、折ったり、線を引いたり、そういうアナログチックなことが結構好きなので、紙の本が好きです。だから電子書籍は嫌いで、スマートフォンのタップとかも嫌いです。だけどそれは限りなく世代論に近くて、今の電子系の媒体に慣れている人たちにとっては、ストレスでもなんでもないかもしれません。逆にめくることにストレスを感じている人もいると思いますし、僕の大好きな小説家の森博嗣さんなども、全部電子書籍になればいい、と言っています。これからは、紙の本は無くなりはしないけれど、限りなく電子書籍社会になるだろうなとは思っています。僕の本は、年代や職種を問わずに読んでもらえる本だと思うので、ビジネスとして考えると、裾野が広がるという意味ではウェルカムです。
マーケッターの仕事で広告を作るときに、自分がビールを好きか、嫌いかというのは関係ありません。飲みたい人が飲みたくなるように作らなきゃいけない。疑似恋愛と同じように、商品のことを食べたことがなくても、行ったことがなくても好きになってみて、「こういういい面もあるよ」と言わないと仕事にならない。そういう見方をすると、この電子書籍という流れに関しても、僕自身がいくかどうかはまた別の話として、シフトしていってるなと感じます。

――ホームページに行くとご自著のチャートやシートをダウンロードできますね。電子書籍と親和性が高い部分があると思いました。


中山マコト氏: 電子書籍に限らず、画像を使って人とコミュニケーションをするみたいなこととか、例えばYouTubeを使って僕のメッセージが表示されるといったことを、今ちょっと始めたりしています。もうインターネットという水路を無視しては生きていけない。
宮城県に寿司を食べに行った時に、お酒メーカーの工場見学に行ったんです。今や機械化されているイメージだったんですが、まだ95%ぐらいは人がやっていました。それと同じように機械ができない部分を担っている部分が本の世界にもあって、電子書籍、紙の本においては、お互いがどう補完していくかということが大事なのではないでしょうか。同じ本でも、新幹線の中で読むのならば電子書籍、家で読むならパッとめくれる紙の本といったように、そういう共存共栄で、住み分けしながらこれからやっていくのではないでしょうか。



納得してくれるファンがいることが、僕の誇り


――今後の展望をお聞かせください。


中山マコト氏: 書くのは好きなので、これからもいいテーマがあったら本は書き続けていくと思います。本の中に色々なノウハウやドゥハウを盛り込むことで、大手と戦う人たちを支援することができるというのは間違いないんですが、もっとそれを広めていくにはどうしたらいいのか、というのが今後の課題だと思っています。10万部売れても誰にも影響を与えない本よりも、3000部しか売れなくても、そのうちの1000人の人生を変えられる本を僕は書きたい。本業のマーケティングも、コピーを書いたり講演やセミナーにおいても、成功へのお手伝いをできるといいなと思っています。僕自信もインターネットを通じての教材を作ってやっていますが、ここのところ何年も続いてる「1週間で億万長者」といったものにはニセモノが多いです。僕は自分のやったこと、体験してきたことをそのまま教材にしています。僕は「自分でやったこと、知ってることしか書けない」と思っているので、僕は自分を「作家」ではなく「著者」だと思っています。詐欺になるから、見てきてないものについては言わない。だからこそ、皆さんの期待を裏切ることはあまりないと思っています。「これだけのことをやってくれるなら、5万円でも10万円のものでも大丈夫」と言ってくださるファンの方もたくさんいます。それが僕のほこりでもあるのです。

(聞き手:沖中幸太郎)

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この著者のタグ: 『映画』 『考え方』 『働き方』 『出版業界』 『言葉』 『アルバイト』 『独立』 『フリーランス』

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