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世界中の本好きのために

川島蓉子

Profile

1961年、新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科終了。ifs未来研究所所長。 ファッションという視点で消費者や市場の動向を分析し、アパレル、化粧品、流通、家電、自動車、インテリアなどの国内外の企業と、ブランド開発・デザイン開発などのプロジェクトを行う。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。 読売新聞で「くらしにごぼうび」という週刊コラムを連載。その他、日経MJ、ブレーン、日経トレンディなどに定期的に寄稿。 著書に「伊勢丹な人々」「イッセイミヤケのルール」(日本経済新聞社)、「ユナイテッドアローズ」(アスペクト)、「川島屋百貨店」(ポプラ社)、「虎屋ブランド物語」(東洋経済新報社)など多数。

Book Information

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編集者の力も借り、本の力を最大に引き出す。


――川島さんの本は毎回フォーマットがなく、面白いですよね。


川島蓉子氏: ありがとうございます。それは、編集者の力だと思います。大好きな対象物を一生懸命書けば書くほど没頭して、それを客観的にみて、「こうすればもっとよくなるよ」ということを言ってくれる第一の読者は編集者です。ビームスの本が売れた時に担当してくださった方がすごくいい編集者で、今後の仕事を全部彼とやろうと思ったんです。それを伝えたら、「川島さん、できるだけたくさんの人とやった方がいいですよ。経歴が全部PHPとかになるとあまりよくないから、いろいろな版元があった方がいい」と。「編集者は著者の引き出しを開ける役だから、いろいろな人とつき合った方が引き出しが開く可能性がある」ということを言われました。だからできるだけ多くの版元とやってきたんですが、ちやほや系の編集者が私はダメなようです。かなりMなので(笑)、バシバシ言われた方が頑張るタイプです。

電子書籍にこだわりはもたない


――書いたものを、読者が電子書籍として読むということに対して、率直に書き手としてどう思われますか?


川島蓉子氏: 媒体はなんであろうが、読んでもらいたいから書いているので、そう思うと、あまりこだわりはないです。ただ一方で、小さい時から紙の本が好きなので、自分は紙で読もうとは思います。やっぱりにおいがしたり手触りがあったり、めくるという行為と記憶が一緒になって結びつくものがありますね。



――装丁などはどうやって決められるんですか?


川島蓉子氏: 自分はデザイン業界に近い仕事をしていますので、大好きなアートディレクターにお願いして手がけていただいたり、編集者に任せてくれと言われればお任せしたりと、様々です。話し合いながら一緒にやりますけれど、最終的な判断は力のある編集者に委ねます。

著書一覧『 川島蓉子

この著者のタグ: 『デザイン』 『こだわり』 『ファッション』 『アパレル』

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