BOOKSCAN(ブックスキャン) 本・蔵書電子書籍化サービス - 大和印刷

世界中の本好きのために

平野秀典

Profile

一部上場企業のビジネスマンの傍ら、「演劇」の舞台俳優として10年間活動。その経験からビジネスと演劇の関連性に気づき、独自の感動創造手法を開発。二足の草鞋で勤務していた企業の劇的なV字回復に貢献する。独立後は、日本で唯一の感動プロデューサー(R)として、規模や業種を超えた様々な企業へ、講演(公演)・指導を行い、誰にでもできる感動創造の極意を伝え歩いている。音楽の殿堂サントリーホールや紀伊國屋劇場でも公演会を開催し大きな感動と反響を呼ぶ。講演・指導企業は一流企業を中心に数百社、受講体験者は累計で20万人を超え、リピーターとなるファンが多い。
【平野秀典公式サイト】http://www.kandou-gift.com
【メールマガジン】(週刊無料配信)
http://www.mag2.com/m/0000118235.html

Book Information

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

電子書籍なら、映像と文字で表現できる


――電子書籍についてはどのようにご覧になっていますか?


平野秀典氏: 紙と電子書籍どっちでも読んでほしい。紙の本で読むことの魅力、やっぱりめくる触感の魅力は残ると思います。これはやっぱり電子書籍はかなわない。個人的に紙は好きです。今日は紙で読みたいなと思ったら紙の本をめくりながら読めばいいし、外出先ならタブレットで読むとか、どっちでも読めるというのが理想だというふうに思います。

――表現の手段として電子書籍には可能性は感じますか?


平野秀典氏: 表現者として、いろんなバリエーションを世の中に発信するために、紙の本だけでは限界がある。私の本でも、写真を入れたりしてビジュアル的にしたかったんですけど、本はやはり2次元の世界ですから。私は『GIFTの法則』を DVDとしてTSUTAYAから出しましたが、電子書籍にできるなら映像を入れて、文字でも訴求したいです。
あと、私はロングセラー作家と呼ばれるのがこよなくうれしいです。ベストセラー作家はごまんといますけど、ロングセラー作家というのはなかなかいない。今の出版は短期間で売り終えて次の本を出していこうというやり方が多いです。そういう意味で、必要な人に届ける手段として電子書籍にすごく可能性を感じています。紙だと出版社の都合で廃版になっていくけど、電子書籍って少なくとも廃版にはならない。データさえなくさなければずっと残る。それはやはり電子書籍の大きな魅力だと思いますね。

余分な言葉を省いた表現が人を救う


――平野さんは、新しい媒体をご自身の表現のバリエーションとしてご覧になっているということがわかりました。


平野秀典氏: 震災以降、いろんな人がいろんな意味で変わりました。私も変わりました。震災で言葉を失った。言葉を通して勇気をお届けしている職業の私が、言葉を失った。私の出身は福島県いわき市ですが、被災した人にかける言葉が限られます。自分の言葉が陳腐に聞こえて、全然役に立たないなと思った。そこから立ち直ったのが、余分な言葉を使わないで表現するということです。SNSやTwitterを通して届く言葉は短い。省かれた言葉って届くということに気づいて、余計なものがそぎ落とされた言葉が人を救うのではないかと思った。SNSの発達というのはここにつながる道だったのではないかなと感じました。情報があふれると、削られた言葉というのがあらためて脚光を浴びる気がしています。まず自分自身の表現を磨くことからスタートしたら、いろんなことが前進していく。そこからやりませんかっていうことを言いたいです。

――最後に、今後の活動の予定をお聞かせください。


平野秀典氏: 自分が生きている限り、表現者として誰かのお役に立ちたいということです。人には2つのタイプがあって、自分の夢や目標に突き進んで達成する人と、方向だけ決めて、あとはその時々の偶然と必然に任せるという人がいる。私は後の方です。何か自分のやりたい新しいことが出てきても、そこに向かう間に、魅力的な人とかステージとの出会いがあるかもしれない。だからいつもニュートラルな立場で、固定化させたくない。ただ大きなベクトルは決めています。今ステージが変わろうとしていて、今まで企業講演をメインでやってきて、もう20万人以上に聴いていただいています。でも、残念ながら、何百人とか何千人の前でしゃべるのは決して嫌いじゃないですけど、そのあと1人1人と出会うということはない。せいぜい名刺交換とかサイン会の時にちょっと会話を交わすぐらいで、出会いとしては物足りない。それで始めたのが「感動塾」という誰でも参加できるオープンセミナーで、学んでみたいと集まってもらった人たちに直接「平野メソッド」をお伝えする場です。実際に卒業生は、自分の持ち場で輝いて、仕事がぐんぐん進化している。それを確認できるのがすごく楽しいし、存在意義を感じるところなので、それを増やすことを、今急激にやりたくなっています。
すでに4月に、リゾートホテルに滞在して感動力を磨く新生感動塾を東京近郊で開催し、大変大きな反響をいただいています。「次はいつだ!」という問い合わせが多数あり(笑)、さっそく9月14日~16日の三連休に第2回目を開催する予定になっています。7月6日(土)に都内で体験セミナーと開く予定になっていますので、公式サイトか、メルマガをチェックしていてください。

(聞き手:沖中幸太郎)

著書一覧『 平野秀典

この著者のタグ: 『考え方』 『感動』 『表現』 『人生』 『メッセージ』 『変化』 『価値』 『プロデューサー』 『共同作業』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
著者インタビュー一覧へ戻る 著者インタビューのリクエストはこちらから
Prev Next
ページトップに戻る