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おちまさと

Profile

1965年12月23日東京都生まれ。数多くの人気テレビ番組やウェブサイトの企画、ファッション、企業ブランディングまで手掛けるオールラウンドプロデューサーとして活躍中。「対談の名手」として雑誌や書籍のインタビュアーを務めることが多く、またブログやツイッターが高いアクセス数を誇り情報キュレーターとしても信頼度が高い。著書も多数出版し、書籍を題材とした企業・学校などでの講演も多い。厚生労働省イクメンプロジェクトメンバー、経済産業省「クール・ジャパン戦略推進事業・企業マッチンググランプリ」総合プロデュースも務める。
ブログ http://ameblo.jp/ochimasato
ツイッター https://twitter.com/ochimasato

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本やランキングをうのみにせず、あくまでも「フラット」に本質をつかめ



テレビ番組から企業ブランディング、プロモーションまでマルチに手掛ける人気プロデューサーおちまさと氏は、作家としてもその頭脳を発揮し、『企画の教科書』シリーズ、『初対面の教科書』『時間の教科書』(以上、NHK出版)、2011年に出版した『相手に9割しゃべらせる質問術』(PHP新書)はベストセラー入りに。『気づく技術』、『99%の人が見逃しているチャンスのつかみ方』、『ランニング・プランニング』『引き出す力』などのヒットも連発。近著に『その働き方ムダですよ~コスパを高める仕事術~』や『お金になる「頭の使い方」』等、新たな「きっかけ」となる本の、執筆活動も精力的に行われています。100の企画を同時並行し、東京とハワイを行き来しながら多忙なデュアルライフを送っているおち氏に、プロデューサーという仕事について、本と電子書籍の未来についてお伺いしました。

肩書が1つではないから「プロデューサー」という言葉にまとめる


――多くの肩書を集約した「プロデューサー」として、現在どのような活動をされていますか。


おちまさと氏: 日経新聞の記事に、「テレビのバラエティーから国の事業までを手掛けるプロデューサー」と紹介され、ようやく私の仕事が世間に浸透してきました。もともと私はバラエティー番組の放送作家からスタートし、プロデューサーには十数年前になりました。以前はテレビ番組を1つ1つ自身で企画してプロデュースしていましたが、現在は、色々な企業と共同でブランディングやプロモーションを手掛けています。例えば、限られた企業の年間予算の枠内で、「いかに費用対効果をあげ」、かつ「面白いアイデアで世の中にその企業のブランドを伝えられるか」という考えのもとに仕事をしています。そういう意味では、仕事の対象が「番組」から「企業」に広がっただけ、と言えるかもしれません。

――昔から、基本的な取り組みは変わらないと。


おちまさと氏: 最近では「CBO(チーフブランディングオフィサー)」をという名前で任されることが多くなってきています。予算内で、企業のブランドを広めるためにはコストパフォーマンスを上げなくてはいけない。そこにはアイデアや企画、プロデュースが必要なんです。私はそこの部分を一緒に作っていく。イベントを手掛けたり、メディアに伝えていく仕事ですね。



一方で、経済産業省のクール・ジャパン戦略推進事業「企業マッチンググランプリ」企画全体の総合プロデュースを手掛けています。各企業の世界戦略を集約し、プレゼン結果を吟味したうえで、繋げる(=マッチング)。他には、厚生労働省の「イクメン推進委員会」の委員としても活動しています。

――「イクメン」という言葉が世間に認知されましたね。


おちまさと氏: それ以前に私は「イクメンオブザイヤー」というのを独自に、イベント会社と共同で取り組んでいまして、総合プロデュースもやっていました。そういう仕事が100個あるんですよ(笑)。「100のプロジェクトをどうやって同時に進行していくのか?」という疑問に関しては、拙著『100の仕事も同時に回る ダブルブッキング時間術』(ソフトバンク新書)という本の中で紹介しています。

――その中で昨年は、14冊出版されていらっしゃいますね。


おちまさと氏: そうですね。今日のインタビューのメーンテーマである、「書籍」の出版が月1冊くらいのペースです。『相手に9割しゃべらせる質問術』という本が、たくさんの方に読んでいただき現在、17刷になりました。1月発売の、『[図解]相手に9割しゃべらせる質問術』は、早くも2刷りとなりました。『その働き方ムダですよ~コスパを高める仕事術~』や『お金になる「頭の使い方」』(共に3月中旬発刊予定)と、執筆活動に関しても精力的に取り組んでいます。

仕事とプライベートに垣根がない。



おちまさと氏: 私の趣味の一つにマラソンがあります。ホノルルマラソンにも出場していますが、そこでもアディダスさんとプロジェクトを組み、ランニングウエアのプロデュースを手掛けました。自身の「走る」という趣味を、ビジネスとリンクさせたと言えます。車に関しても、好きなブランドが元となり、そこから新たなプロジェクトが生まれたりしています。

仕事とプライベートの間に垣根がないんです。幼少期から、そういった願望を持っていたのかもしれません。「満員電車には乗れない」とか、「スーツは多分着られない」、「行列は苦手」とか、そういうことを回避するにはどうしたらいいのか真剣に考えていました。中学生ぐらいになると、グレてしまう子どももいますが、「自分は40歳でグレよう」と考えるような子どもでしたね(笑)。今グレてしまうより、40歳ぐらいの大人の方が「グレ幅」(笑)が大きくなり、もっと楽しめるんじゃないかと考えたわけです。

著書一覧『 おちまさと

この著者のタグ: 『考え方』 『働き方』 『価値観』 『仕事』 『SNS』 『きっかけ』 『プロデューサー』 『プライベート』 『多面的』 『楽しさ』

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