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世界中の本好きのために

村上崇

Profile

1976年生まれ 岡山県出身。国立津山高専電子制御科中退後、テレビ制作会社にてディレクターとして多くの番組を制作。その後、PRコンサルティングファームにて東証一部上場企業、グローバルブランドグループ企業、アイルランド政府、医療・病院、ベンチャー企業などのブランディング及びクロスメディア戦略コンサルティングを手がけた。独立後は、デジタルマーケティングおよびPR戦略を中心とした株式会社カーツメディアワークスを設立、代表取締役を務める。Webの世界を中心にソーシャルメディア、PR、マーケティング、マネジメント、クラウドなどの最先端を研究している。

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―― なるほど。ちなみに今までの紙の本に対する愛着も教えて下さい。


村上崇氏: そうですね、僕、電子書籍も好きなのですが、やはり手に持って線を引くことができる、折り曲げてすぐ読めるようにするとか、その動作に35年間慣れ親しんでいるので、そういった愛着はありますね。それと、夜寝る時に暗い部屋でタブレット端末の光で読むのは、健康に悪そうなイメージがあります(笑)

―― 状況に応じてデバイス(紙もひとつのデバイスと捉えて)を選んでも良いですよね。例えば普段は電子で揃えておいて、必要な時に紙で出力してそれを持って行くだとか、いろいろな付き合い方があると思いますね。


村上崇氏: たしかに、そうですね。これからの世代の人達は、我々が概念として持っている本というものが多様化してくると思います。

―― そんな過渡期にあるといえる電子書籍ですが、今後望むもの、進化して欲しいところなどありますか。




村上崇氏: そうですね、kindleは、すごいなと思います。ただ他にもプラットホーム同士の競争が生まれてほしいですね。それから、最近僕が感心したのが、日経のiPad版。記事の保存ができるようになったのです。記事にフォーカスして保存ボタンを押せば、簡単にクリッピングができるようになったのです。これを電子書籍にもつけてもらいたいなあと。

―― メールで送れたり共有できたりするとまた新たな一歩ですね。


村上崇氏: ほんとはこのまま送れれば、Evernoteにどんどん送って、簡単にクリッピングができるのですが。昔から、日経のクリッピングが好きでしたから。それにしても今回の機能は全くストレスがないですね、これほんとによくできているなあと思って。

―― 技術が少しずつ障壁を取り払って行くんでしょうね。今まで紙の新聞に慣れ親しんでいた村上さんでも、満足されますか。


村上崇氏: すごく満足していますね。新しいテクノロジーが生まれ、それが当たり前になりますが、めくったときの感覚だとか、細かいディティールの部分は大事にして欲しいですね。電子書籍は、まだまだ発展途上でこれから大きく膨れ上がると思います。新しいテクノロジーと出版社のプロモーション力がうまく噛み合えばいいですね。

―― 出版社独自のノウハウがもっと生かされるといいですね。最後にデスクを拝見しても宜しいですか


村上崇氏: はい、こちらです。基本あまり物を置かないですね。Mac Book Airをここに置いて、それだけで事足りる。あとは、A4用紙の裏に全部メモして行くのですが、書いた分を下にストックしていきます。


―― 常に最新のものが手前に、ということですね


村上崇氏: そうですね。古いものは全部クリアファイルに入れて、下に溜めておく。半年分くらい溜めておく。不要なものは捨てます。スキャンするか、写真に撮ります。全部、Evernoteの、FastEver Snapで撮って全部入れます。書類も同じです。要るか要らないかっていうような、今日例えばIDとパスワードのハガキ送られて来たのですが、それも全部写真にして、元々のものは捨てちゃいます。そうすれば書類が溜まらないので。なんでも捨ててしまうのですよ。請求書とかそういうものだけは、今月の請求書、大切なものだけはそのまま保存。古いものは全部捨ててしまう。余程の、迷いがあればすぐ写真に撮る。電子書籍もそうなのですが、情報あふれる時代、本もたくさんあって机の上も書類だらけになった時、効率化とは『いかに発見しやすくするか』ということかなと僕は思ってるのですが、できるだけ情報の一元化っていうのは、仕事でもプライベートでもしておきたいなと思いますね。

(聞き手:沖中幸太郎)

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この著者のタグ: 『漫画』 『コンサルティング』 『ソーシャルメディア』 『紙』 『ノウハウ』 『イノベーション』 『マーケティング』 『テレビ』 『研究』 『新聞』 『宇宙』 『世代』 『クラウド』 『マネジメント』 『テクノロジー』 『ベンチャー』

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