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世界中の本好きのために

田村秀

Profile

1962年生まれ、北海道出身。 1986年東京大学工学部卒業、学術博士。 東京大学大学院客員助教授、自治大学校教授等を経て、2013年より新潟大学法学部長を務める。 行政学・地方自治・公共政策・食によるまちづくりなどを専門とし、B-1グランプリの特別審査員や著書『B級グルメが地方を救う』(集英社)など、食による地域振興も行う。 近著に『新潟と全国のご当地グルメを考える』『消滅か復権か 瀬戸際の新潟県』(新潟日報事業社)、『ランキングの罠』『暴走する地方自治』(筑摩書房)、『自治体格差が国を滅ぼす』(集英社)、『データの罠 世論はこうしてつくられる』 (集英社)など。

Book Information

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世の中にアンテナをはりめぐらせ、書き続ける。



1962年生まれ、北海道出身。東京大学工学部を卒業後、霞ヶ関、地方自治体、東京大学を経て2001年から新潟大学助教授、2007年から新潟大学教授となる。専門は行政学で、イギリスの地方制度改革、市長の経歴に関する研究、イギリスの地方制度改革、政策形成、首長の経歴に関する研究などをされています。著書には、『市長の履歴書―誰が市長に選ばれるのか』(ぎょうせい)『自治体格差が国を滅ぼす』(集英社新書)『データの罠』(集英社新書)『暴走する地方自治』(ちくま新書)など多数あります。また食による地域振興にも力を注ぎ、『B 級グルメが地方を救う』(集英社新書)を出版、そのほかにもB-1グランプリ特別審査員を務めるなど、ご活躍されています。地方自治体、総務省、人事院などでの研修の講師なども務め、地方自治の行政推進のサポートをされている田村秀さんに、お仕事・執筆に対する思いをお伺いいたしました。

見過ごされがちなものや一歩先のことを書きたい


――早速ですが、近況を伺えますか?


田村秀氏: 最近もいろいろな本を書いてます。世の中にはいろいろなランキングがあって、それに引っかからないようにという内容の『ランキングの罠』という本を去年書きました。今は道州制に関したものを、というお声を掛けていただいたりもしていまして、4月から学部長もしているものですから、嬉しい悲鳴です。
例えばB級グルメなどもそうですが、世の中で見過ごされがちなものを自分の執筆において明らかすること、一歩先のことを書きたいなというのが僕の目標かもしれません。でも、僕は理性的というよりはどちらかというと感性の人間なので、まずは現場を見ます。現場にはいろいろなヒントや問題があるので、問題について早めに警鐘し、面白いものは面白いと紹介します。

――グルメについても本を出版されていらっしゃいますね。


田村秀氏:B級グルメが地方を救う』です。グルメについてもいいものはいいと、早い段階で紹介します。今年に入ってからは新潟大学のブックレットの『新潟と全国のご当地グルメを考える』というものを大学で作っていて、B―1グランプリのことや、最近の動きなどを書いています。B級グルメという言い方は、安っぽさが先行しているようなイメージが強くなっているので、これからは「ご当地グルメ」という言い方の方が良いかなと今は思っています。「おや?何だろう」というように注目して欲しいという理由から、僕はB級という言葉を使い始めただけだったので、AやBではなく、むしろ地域性、ご当地性の方が大事なのです。また、地域性とかご当地性が大事だという思いは、地方自治のことにも通じるのです。

両極端な本を読み、世の中の様々な違いに気がつく


――どのようなお子さんだったのか、読書体験とも絡めてお伺い出来ればと思います。


田村秀氏: 本籍は苫小牧ですが、転勤が多く小学生の時に九州、茨城、北海道3回転校しました。転校生だったからか、なんとなく落ち着く感じがある図書室に行きがちで、「1年間に100冊」などと自分なりに目標を立て、多い時は200冊位読みました。中学生1年の時にジョナサン・スウィフトの大人向けの『ガリバー旅行記』を読んだ記憶があります。ある意味、乱読だったのかもしれませんが、その結果「小説は自分に向かない」と感じ、それからは市立図書館などで借りて、心理学の本や、ノンフィクションを読むようになりました。自分でも面白いなと思うのは、竹村健一と本多勝一という、本当に両極端な2人の本を当時読んでいたことです。両者の本を見たことで、世の中にいろいろな考え方があるということを改めて本の世界でも理解しました。

――幼い頃からいろいろなことに興味を持っていたのはご両親の影響もありますか?


田村秀氏: 父も母も、ある意味放任主義で、「本を読め」や「勉強しろ」と言われたわけでありませんでした。ただ、勉強したいのだったら参考書などは買ってあげるという感じで、僕は感謝しています。最初は福岡市内で、その次に茨城の鹿島郡の波崎という自然豊かなところで、その後は苫小牧。同じ日本でもそれぞれ全然環境が違いました。転校が多くいろいろな地域を見た、ということを僕はマイナスに捉えておらず、むしろ、それが今の地方自治に対する僕の思いに繋がっている気もします。

著書一覧『 田村秀

この著者のタグ: 『大学教授』 『可能性』 『原動力』 『行政』 『アルバイト』 『経験』 『地域』

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