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世界中の本好きのために

和田裕美

Profile

外資系教育会社で営業時代、プレゼンしたお客様の95%から契約を獲得。圧倒的な営業力で日本でトップ、世界142カ国中2位の成績を収め、その後に続く女性営業たちに道を拓いた。2001年の同社日本撤退に伴い独立し、株式会社ペリエを設立。現在は、営業・コミュニケーション・モチベーションUPのための研修・講演を日本にとどまらず、海外でも講演活動を展開している。また、ライフワークとして「陽転思考」を伝える活動に力を入れている。著書に「人に好かれる話し方」、「世界NO.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本」など(著書累計150万部突破)。営業にとどまらず、話し方、時間術、絵本など等幅広く執筆。

Book Information

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日本人を元気に、強くする『蘇り』の本に新境地



株式会社ペリエ社長の和田裕美さんは、営業やコミュニケーションに関するセミナー主催や講演会、執筆活動などを行っています。2004年から毎年行われている、エンターテインメントとセミナーを融合したイベント『わくわく伝染ツアー』も好評を博し、2012年は熊野で開催します。インタビューは、『わくわく伝染ツアー』直前、また新しいテーマである『神社』に関する本を執筆中の多忙な中お邪魔しました。

熊野本宮大社でイベントをプロデュース


――講演、執筆とお忙しい日々だと思いますが、今、取り組まれていることについて簡単にご紹介頂けますか?


和田裕美氏: 今は本の執筆と、ほぼ毎日メルマガを書いている事と、商品開発のCDやDVDを作ったり、ラジオの収録をしたり、取材をしたりですね。あとは、熊野でやるイベントの準備で時間をかけています。

――熊野では『わくわく伝染ツアー』のほかに、『熊野本宮大社正遷座120年大祭』の特別イベントがありますね。どのようなイベントなのでしょうか?


和田裕美氏: 和歌山県田辺市にある熊野本宮大社という世界遺産になっている神社が、明治22年に水害で流されて、今の場所に移ってからちょうど120年の大祭ということで、その中で一つのイベントを任せていただいて、企画プロデュースをしています。熊野って「蘇りの場所」や「再生の場所」と呼ばれているんです。だからその場所に人が行って、日本人の良さを知って、意識を切り替えて、「さあ、頑張ろう」という気持ちになっていって貰えればいいなというイベントで、茂木健一郎さんと『ジョジョの奇妙な冒険』の作者の荒木飛呂彦さんをお招きして、3人で対談するイベントを企画しました。凄くVIPでBIGな人たちが来るから大変です。

――特別イベントをプロデュースするきっかけは何だったのですか?


和田裕美氏: 熊野の宮司と話をしていて、120年大祭で『古事記』を読み合わせる会や、舞をする会を4月からされるという話を聞いていた時に、「私も何かやりますよ」ということを言ったんです。それは一緒にやろうとか、お手伝いをさせてくださいというイメージでお話したのですが、「じゃあ全部お願いしますね。何日は和田さんの日になるから企画書を出してくれ」と言われ、「え、企画書…」と思った所から始まりました。宮司の解釈が違っていた事から始まったんですね。

――熊野へは何度も行かれているんですか?


和田裕美氏: 30回は行っていますね。好きなので、何回も行きます。スピリチュアルな事や霊を感じる事はなくても、日本人だったら大体の人がそこに行くと、山の神様というか、「何か」を感じるようです。

――神社本庁に電話すると、自分の神社、氏神様を教えくれるそうですね。生まれた場所や住んでいる場所で、自分の神様が分かるそうです。


和田裕美氏: 産まれた場所は産土の神様と言って、今の自分を守ってくださっているのが氏神様です。今の住所を言えば氏神様を教えてくれて、産まれた場所を言うと産土の神様を教えてくれます。産土の神様は産まれてから一生日々の活動を近くで見守り下さると言われている神様なのですが、出生地がとても分かりづらくて、例えば病院で見るのか、出生の家で見るのか色々な意見があってアバウトなんです。神棚に入れるのは天照様と、氏神様と崇敬神社ですね。それはぜひ知っておきたいことですね。



日本人はもっと神話を知るべき。


――神社についてお詳しいですね。


和田裕美氏: 私の周りにはそんな人ばかりですよ。「どうしたの」というくらい、神社好きが大量に私の周りに集合していて、恐ろしい位です(笑)。来年はちょうど、伊勢で『式年遷宮』なんです。『式年遷宮』を知らない方はとても多くて、教科書にも入っていません。なぜかというと、戦争に負けた後に日本から神道というスピリットを取る事が、アメリカの「日本人を無くす100年計画」なんです。勤勉で真面目な日本人を堕落させる計画みたいなものを進行させた時に、神棚を廃止するとか無神教にさせた。それは今も続いていて、あと30年後は日本人じゃ無くなってしまう。皆さんあまり知らないので、ラジオで竹田恒泰さんをお呼びした時に、私が「100年位で日本人無くなっちゃいますよね」と言ったら彼が、「いや、30年で無くなっちゃいますよ、このまま行くと」って。竹田さんからお聞きしたんですけど、「その国の神話を学んでいない国は必ず滅びる」と唱えた学者がいるそうです。GHQが『古事記』を日本の教科書から省いたのですが、日本では神話や信ぴょう性のないものを省いておいて、一方、世界中の人はみんな神話を学んでいるんです。ギリシャ神話やキリストの話とか。滅びるのが分かっていて奪ったんでしょう。
竹田先生は今、自分で寄付を集めて『古事記』をホテルに1冊ずつ置いているんです。今までホテルって『聖書』だったでしょ。あれはタダで配布してるからなんです。それが結局宗教活動に繋がっているんですね。私たちは無宗教だって言っているから、そこに聖書がある事を不思議に思わなかったのも不思議なことです。言われて初めて「なんでクリスチャンでもないのに聖書がホテルにあるんだろう」って気づきますよね。だから古事記を置いていってるんだけど、追いつかないと言っていましたね。

――今でもその影響が続いているとすると恐ろしいですね。


和田裕美氏: 先進国で自殺が一番多いのは日本ですから。自分のルーツを知らないことが「うつ」を発生させたり、神話を知らないということが影響しているということはありますね。いじめ等も、自然に触れていないということで、いじめから自殺になるという見解を持っています。昔だと、山とか川があって、自然に触れていると自然の中のものに目がいくので、いじめられても自分の生活や人生の10分の1くらいのことだと捉えられました。けれど、今は「誰にこう言われた」とか「こんなことをされた」ということが人生の全てになってしまって、自殺してしまう。日本の神様というのは、山とか川とか「自然そのものが神様」という意識があったので、その意識が根付かないことには自殺は止まらないのではという考え方もあり、大事なことだと思っています。

――そのような問題も外国からの働きかけによって起こっているのかもしれないと言うことですか?


和田裕美氏: それを100年計画と言うのであれば、戦後から今までの精神性の変化や「うつ」の増加、自殺の増加、犯罪の種類の変化というのを考えると、あり得ることではあります。ただ全てが海外のせいではなくて人間の弱さというのが影響しているとも思います。ちょうど今神社の本も2冊目を書いていますが、今回の内容は結構ど真ん中で、きっと「和田さんがそっちの世界に行った」と言われるような本になっています。大変なことになるかもしれないという覚悟を持っていますけどね。

『ぺちゃ顔』ボストンテリアに夢中


――移動もとても多いと思いますが、執筆は普段どういったところでされていますか?


和田裕美氏: 以前はホテルにこもって書く事もありましたが、自宅で書くことが多いです。犬を飼ったので、傍に居ないといけないから家で書くようになりました。

――犬のためにご自宅で執筆されるんですね。なんという種類の犬ですか?


和田裕美氏: ボストンテリアという、黒と白のフレンチブルドッグみたいな顔をした細身の犬です。前からずっと「ぺちゃ顔」の犬が欲しくて、人に「ぺちゃ顔」の犬を借りて写真まで撮っていたんです。それで疑似体験をして、やっと飼いました。目が出てて、べちゃっとしていて、ほっぺたが垂れているブルドックみたいな顔が好きなんです。引っ越す前の場所は飼っちゃいけなくて、犬が飼えるところに引っ越して実現しました。これは4、5年越しの夢ですね。長いことかかってしまいました。もうそろそろしたら会社に連れてこようと思っています。可愛くってハマっちゃいますよ。

著書一覧『 和田裕美

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